インプラントの制限

あごの骨が成長を続けていると間は、歯も少しずつ動きます。インプラントはあごの骨に埋め込むものですので、骨がまだ成長を続けている場合は入れることができません。確実に成長が終わるまで待った方が良いでしょう。自分で判断できなければ、歯科医師に確認すれば大丈夫です。


年齢に上限はないものの、高齢になるほど病気や服用している薬との関係で、手術が難しくなるといわれています。糖尿病だったり、高血圧だったりする人は、血糖値や血圧がコントロールされていることが必要になってくると思います。
歯周病は、歯を支えている歯ぐきや骨が細菌に侵される感染症で、最悪の場合、歯を失うことにもなるそうです。歯周病が原因で歯を失った場合でも、骨が残っていればインプラント治療はできるようですが、そのままでは口の中に歯周病原細菌がたくさん残っている状態です。これでインプラントをしても、インプラントの周囲の骨が溶けてインプラントが脱落するおそれがあります。また、残っているほかの歯が次々に抜けてしまうという危険性もあるでしょう。


そのため、インプラント治療だけでなく、歯周病の治療もあわせて行うことが重要だといえるでしょう。


重症の場合は手術までに3カ月という長い期間を要するケースもありますが、骨がしっかり結合し、傷口の治りが早くなるなど、インプラントの治療がスムーズにいきやすくなるというメリットもあるそうです。ですので、時間がかかるからといって、歯周病をそのままにしてインプラントをするのはやめましょう。