インプラントのケア

インプラントを長く使い続けたいのであれば、まずは丁寧な歯みがきを心がけると良いでしょう。インプラントは、歯頭部(歯と歯ぐきの境目あたりの根元部分)がくびれていて、汚れがたまりやすい構造になっています。やわらかめの歯ブラシで丁寧に汚れを落としたとしても、歯と歯の間の歯頭部は歯ブラシが届きづらいのです。

歯科医師によると、歯ブラシでみがいた後にスーパーフロスで清掃することが良いそうです。スーパーフロスはひも状の清掃具で歯と歯の間に通していき、汚れを取ることができます。また、歯ブラシや歯間ブラシがなかなか届かない奥歯には、タフトブラシ(小さな毛束だけの歯ブラシ)がおすすめです。いくつかの道具を使い分けると、インプラントを清潔に保てると思います。

喫煙者は非喫煙者に比べて、重度の歯周病になる危険性が高いと考えられています。

インプラントもこれと同様、非喫煙者に比べると喫煙者のインプラント手術の成功率が低くなる傾向があるそうです。これは、たばこに含まれるニコチンが、あごの骨や歯ぐきにある血管を収縮させて血流が悪くなり、骨の再生や傷の治りが妨げられるからです。あなたが喫煙者なのであれば、インプラント治療をきっかけに禁煙してみるのはいかがでしょうか。手術の3ヶ月前から禁煙すると、治療がスムーズにいくそうです。なお、アルコールが治療に影響を与えることは少ないそうですが、飲酒後の歯みがきは忘れないようにしましょう。

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